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トンネル用語集 計画設計


一次応力、初期応力、潜在応力 / いちじおうりょく トンネル用語集 計画設計


項目 いちじおうりょく/一次応力、初期応力、潜在応力
英語 initial stress
独語 Eigenspannung、Anfangsspannung
仏語 contrainte initiale
意味 掘削、構築などの行為が加わる以前の自然状態での地山内の応力。成因としては岩盤の自重、地殻変動、浸食などによる応力履歴および地形がある。測定方法としては、応力解放法その他がある。一次応力の鉛直成分の大きさは、測定位置の上部岩盤の厚さ(土被り)と岩盤の単位体積重量の積で第一近似値が得られる。水平成分の大きさは、地殻変動、地形などの影響を受けて一概に述べることはできないが、水平成分の大きさが鉛直成分のそれと同程度、またはそれ以上という例も報告されており注意を要する。トンネルなどを掘削すると、一次応力は変化する。この変化した後の応力を二次応力という。この一次応力と二次応力を総称して地圧という。トンネルの覆工に地山から作用する外力も地圧とよばれる。初期応力、潜在応力ということもある。