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トンネル用語集 安全衛生


照明 / しょうめい トンネル用語集 安全衛生


項目 しょうめい/照明
英語 lighting、illumination
独語 Beleuchtung
仏語 clairage、illumination
意味 作業環境の照明には、太陽光線による昼光照明(自然採光)と、電灯等による人工光線による人工照明とがあるが、トンネルにおける照明は、坑口付近を除き人工照明に頼らざるを得ない。各切羽等直接作業を行う場所や、通路となる区間については、作業の安全確保、通行時の安全、車両等の安全運行の確保のために十分照明を施す必要がある。適切な照度は、直接作業を行う場所では安全衛生規則(第604条)で定められている工場内での粗な作業時の基準値70ルックス以上が望ましいと考えられ、また、明暗の対照が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせない配置が必要とされる。トンネル標準示方書によれば、通路は最暗部でも10ルックス程度は必要としている。トンネル火災の発生時やその他緊急時における避難に際しては照明の役割が大きいので、電源が切れても有効な非常用照明設備を用意することが望ましい。労働安全衛生規則(第389条の10)では携帯用照明器具の準備を義務づけている。